コンテンツへスキップ
Location, State, Country
(000) 123 12345
email@yoursite.com
夢千夜
About
Blog
Front Page
目次(第1-100夜)
目次(第101〜200夜)
目次(第201〜300夜)
目次(第301-400夜)
夢千夜
About
Blog
Front Page
目次(第1-100夜)
目次(第101〜200夜)
目次(第201〜300夜)
目次(第301-400夜)
Posts in ノンセクション
小説記事
第六十九夜
橘 偲
-
8月 27
第六十九夜 事務所で机に向かいカタカタとキィ・ボードを打っていると、「こんにちはー」と語尾の間延びした大声とともに長い茶髪の女性が入ってくる。 仕事上の知り合いで、まだ若いのにこれでもかと派手な服装と化粧をしていることも […]
read more
小説記事
第六十三夜
橘 偲
-
8月 6
第六十三夜 深夜に轟音で目が覚める。思い返せば数秒前、閉じた目の向こうがちらりと明るくなった気もするので、きっと雷だろう。そう思うと同時に、ベランダのコンクリートを叩く雨音が聞こえてくる。 音で目覚めたのにも関わらず、そ […]
read more
小説記事
第六十一夜
橘 偲
-
7月 30
第六十一夜 浜で友人たちと花火を見た帰り、路面電車で家路に就き、最寄りの駅で彼らと別れて一人山道を歩く。 花火の余韻の名残惜しく、木々を抜ける夜風に吹かれながらゆっくりと歩いていると不意に、 どん、どどん と大きな音が腹 […]
read more
小説記事
第五十七夜
橘 偲
-
7月 16
第五十夜 「お、そろそろだな」。 友人の声に壁掛け時計を見やると、十時半を三秒、四秒と過ぎてゆくところだ。 「本当に?」 と尋ねると、 「後三十秒で分かるさ」 と笑って返す。 最低限の家具だけが無機的に並ぶこの部屋の主曰 […]
read more
小説記事
第五十五夜
橘 偲
-
7月 9
第五十五夜 湯上がりの火照った肌を浴衣の生地が撫で、肌と生地との間に風が通るのが心地よく、ついつい大股で歩いて部屋へ戻ると、仲居がちょうど布団を敷き終えたところだった。 失礼しましたといって頭を下げる彼女にいい湯だったと […]
read more
小説記事
第五十三夜
橘 偲
-
7月 2
第五十三夜 久方ぶりに雨が止んだので、縁の下から這い出て庭を抜けて散歩に出ようと思ったが、いつもの通りへ出る玄関先に大きな水溜りが出来ている。脚を濡らすのは御免被りたい。庭を家の裏手へ回ると轟々と音がする。背中の毛を逆立 […]
read more
小説記事
第五十二夜
橘 偲
-
6月 29
第五十二夜 きれいに短く切りそろえられた白髪頭を掻きながら老爺は淋しげに笑う。 「もう随分と長いこと、蝉の研究をしてきたけれどね、本当に、心の底から悔しいことが一つあるんだ」 「ほう」 と一つ返事をして、夕暮れの公園で友 […]
read more
小説記事
第五十夜
橘 偲
-
6月 22
第五十夜 屋根を叩く雨音が消え、雨の切れ間を盗んで近所のコンビニエンス・ストアへ買い物に出ようと思い立ち、部屋の鍵と財布とだけを手に部屋を出て、アパートの階段を降りる。また降り出さぬうちに用を足して帰りたい。濡れたアスフ […]
read more
小説記事
第四十八夜
橘 偲
-
6月 15
第四十八夜 「そろそろお前たちも大きくなった」 「ええ、もう翼の大きさは一人前ね」 燕の夫婦が三羽の雛たちにピイピイと宣言する。 「今日からは羽ばたきの練習を始めよう。なに、我々燕は風を切って飛ぶんだ。鴉が大きな体を、無 […]
read more
Posts navigation
Previous
Posts navigation
Page
1
…
Page
33
Page
34
Page
35
Page
36
Page
37
Page
38
Posts navigation
Next
Search for:
最近の投稿
第七百三十夜
12/15/2024
第八百二十九夜
12/12/2024
第八百二十八夜
12/08/2024
第八百二十七夜
12/05/2024
第八百二十六夜
12/01/2024
アーカイブ
アーカイブ
月を選択
2024年12月
2024年11月
2024年10月
2024年9月
2024年8月
2024年7月
2024年6月
2024年5月
2024年4月
2024年3月
2024年2月
2024年1月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年9月
2023年8月
2023年7月
2023年6月
2023年5月
2023年4月
2023年3月
2023年2月
2023年1月
2022年12月
2022年11月
2022年10月
2022年9月
2022年8月
2022年7月
2022年6月
2022年5月
2022年4月
2022年3月
2022年2月
2022年1月
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年9月
2021年8月
2021年7月
2021年6月
2021年5月
2021年4月
2021年3月
2021年2月
2021年1月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年9月
2020年8月
2020年7月
2020年6月
2020年5月
2020年4月
2020年3月
2020年2月
2020年1月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年9月
2019年8月
2019年7月
2019年6月
2019年5月
2019年4月
2019年3月
2019年2月
2019年1月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年9月
2018年8月
2018年7月
2018年6月
2018年5月
2018年4月
2018年3月
2018年2月
2018年1月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年9月
2017年8月
2017年7月
2017年6月
2017年5月
2017年4月
2017年3月
2017年2月
2017年1月
2016年12月