第六百七十夜   南方の台風が梅雨前線を刺激した嵐の中、各種警報にもめげず定刻まできっちり営業した我が店の閉店作業を終えてネット調べると、予想通りにバスの運行は休止していた。「こういう非常時に利用できてこそ、ホ […]
第六百六十九夜   午前中に一仕事を終えると、取引先の偉い人に昼食をご馳走するといって近所の鰻屋に案内された。率いられるがままに席に就き、出されたおしぼりで手を拭きながら、彼の注文が終わるのを待つ。 注文を終え […]
第六百六十八夜   中学の頃の部活の後輩と対戦していたネット・ゲームに一区切りがついた。当時同じカード・ゲームが好きで仲良くなって卒業後もたまに遊んでいた。多少疎遠になった時期もあったが、そのシリーズがネット上 […]
第六百六十七夜   学食で友人達と集まって昼食を摂り、次の授業まで時間のある者数人が残って世間話をしていると、 「日曜日、バイト先で変なことがあって……」 とそのうちの一人が言い出した。 彼女は大学入学後ほどな […]
第六百六十六夜   私の通う小学校は創立百周年を超える古いもので、いわゆる学校の七不思議がたくさんある。七つどころか両手両足の指でも足りなくて、もうどれが元々の七不思議なのかわからない。七不思議なのに「たくさん […]
第六百六十五夜   突然の嵐で電車が不通になった。帰宅の足が無くなって困っていると、同僚が家へ泊めてくれると言う。大したもてなしは出来ないが職場にほど近いマンションの一室で、十五分ほど歩けば辿り着けるから、途中 […]
第六百六十四夜   季節外れの夕立に降られながら同僚と事務所の最寄り駅まで並んで歩いていると、不意に視界が白く染まり、一瞬後に爆音が轟いた。どうやらごく近くに落雷があったようだ。直ぐに駅構内に入ると、安全確認の […]
第六百六十三夜   通勤電車で事務所の最寄り駅のロータリにあるバス停へ並ぶと、同僚の一人がその列に並んでいた。 おはようと声を掛けると、彼女は何やら難しい顔をして暫く黙った後、 「先輩は、卵酒って飲んだことあり […]
第六百六十二夜   さして大型でもない連休の最終日は生憎、一日中雨の予報だった。少なくなった食料を午前中に買い出しに出掛け、圧力鍋に適当な煮込み料理を仕込む。 冷凍食品のチャーハンと餃子を片手に、昔懐かしいテレ […]
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