第四百二十夜   トレイに載せたグラス二つを窓際の少女達へ運ぶと、 「ね、そういえば?なんだけど、宇宙人とかUFOとかって、興味無いの?」 と聞こえてきた。 私のバイト先であるこの店は大手チェーンに比べて値段が […]
第四百十夜   トレイに載せたグラス二つを窓際の少女達へ運ぶと、 「ね、大手町の首塚が壊されて、早速、祟り?かなんかの地震が起きたんだって?」 と聞こえてきた。 私のバイト先であるこの店は大手チェーンに比べて値 […]
第三百四十夜   朝食を終えて洗い物に掛かる妻にへ、 「では、行ってきます」 と手を振って、玄関の自転車を担いで家を出た。四月からの新居候補の幾つかを、サイクリングがてら回ってこいという命令である。 お互い子供 […]
第三百三十九夜   コロナ・ウィルスの影響で、我がサークルでも会議が開かれた。といっても、メッセージ・アプリのグループ・チャット上での会議である。大学も施設の利用はほぼ停止して、入学式の日程すらも検討中だという […]
第三百十夜   トレイに載せたグラス二つを窓際の少女達へ運ぶと、 「ね、最近、生物室で授業あった?」 と聞こえてきた。 私のバイト先であるこの店は大手チェーンに比べて値段が安く、彼女達のような学生服姿の客も少な […]
第二百九十一夜   トレイに載せたグラス二つを窓際の少女達へ運ぶと、 「小学校の頃、組体操ってやったことある?」 と聞こえてきた。 私のバイト先であるこの店は大手チェーンに比べて値段が安く、彼女達のような学生服 […]
第百八十一夜   顧問の先生が 「全員が終わったら、部長は報告に来い。そのまま解散でいい」 と言って姿が見えなくなるとすぐ、出されたメニュの半分も終わらないうちに投げ出した先輩の一人が、 「なあ、お前らは幽霊っ […]
第二百五十夜   夕刻、外での用事を済ませ、帰社するために乗った列車でラップトップ・パソコンのキィを叩いていると、セーラー服の集団が乗り込んで来て、少々喧しくなった。 若い子の元気が良いのは好いことだと年寄り染 […]
第二百十四夜   公園に着いてベンチを覗くと、ストレッチをする同僚達の姿が見える。名前を呼ばれ、片手を上げて走り寄ると、今日集まる予定のある中で最後だというので、慌ててジャージを脱ぎ準備運動を始める。 会社の同 […]
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