第八百五十四夜    四月からの新生活を前に最寄り駅から数駅の範囲でアルバイト先を探し、幾つかの候補に絞って面接を申し込んだ。春らしく日差しの暖かな午前十一時、自転車で二駅離れたカラオケ店へ向かうと、制服姿の店 […]
第八百五十三夜    トレイに載せたカップ二つを窓際の少女達へ運ぶと、 「ね、凄いの凄いの!今度こそ凄いの!」 と聞こえてきた。  私のバイト先であるこの店は大手チェーンに比べて値段が安く、彼女達のような学生服 […]
第八百五十二夜    春休みの宿題も早々に終えて暇をしている娘が本を読む傍らで仕事をしていると、突然部屋が暗くなり、パタパタと雨が窓を叩き始めた。同僚に離席を通知して洗濯物を取り込もうと席を立つと、娘も立ち上が […]
第八百五十一夜    少し遅い昼休みを取って職場近くにある量販店の大型店舗へ入ると、二階へ続くエスカレータの前に車止めが置かれ、店舗改装のために一階の食料品売場のみの営業だとの張り紙がされていた。昼食のついでに […]
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