第八百五十九夜    春休みも半ばとなった朝、嫌な汗を掻きながら部屋の本棚を片端からひっくり返している。学校に併設の児童図書館で借りた本の返却期限が今日なのだが、うち一冊がどうしても見当たらない。いつも借りてき […]
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