第七百九十九夜    トレイに載せたカップ二つを窓際の少女達へ運ぶと、 「ね、私、ついにちょ能力に目覚めた!」 と聞こえてきた。  私のバイト先であるこの店は大手チェーンに比べて値段が安く、彼女達のような学生服 […]
第四百八夜   仕事帰り、野球シーズン最後の試合が気になって、久し振りに外で酒でも飲んで夕食代わりにしようかと思い立った。 駅前に、店の前面が一面硝子張りで中に大きなTV画面が見え、いつも野球中継を流しているの […]
第四百三夜   後輩の女子社員に頼まれて休日の買い物に付き合った帰り、特に用事もないので一緒に下りの列車に乗った。ちなみにこれはデートなどでは決してない。彼女に初めてできたボーイフレンドへの誕生日プレゼントを決 […]
第三百六十夜   週三日、午前中のみと午後からのみの変則的な登校が始まって間もなく真夏日となり、午後の日盛りにアスファルトを歩いて帰宅すると、三月以来の運動不足ですっかり鈍った身体はへとへとに疲れてしまった。 […]
第三百三夜   疲れているのに目が冴えて眠れない。仕事の忙しい時期になると、時々そんな夜がある。 仕方がないので部屋のテレビを付け、音量を絞る。部屋の灯を点けてしまうと余計に目が冴えるというから、画面の光で常夜 […]
第百四十一夜   行きつけの定食屋で豚カツを頼み、割り箸を擦り合わせてささくれを取り除いていると、後ろのテーブル席から火山の噴火がどうこうという声が聞こえた。そんなニュースも有ったなと、何とは無しにテーブル席を […]
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