第七百一夜   早朝の取材のため、前日のうちに車で現地入りして宿をとった。 宿といっても露天風呂の楽しめるような高級旅館ではないが、それでも近くの漁港で獲れたての海の幸は絶品で、同行した部下と二人して地酒の一升 […]
第五百四十一夜   折角の休日だというのに寝覚めの悪い朝だった。十年ほど前に老衰で死んだ犬が夢に出たのだ。いや、ただ夢に出るだけならば何の問題もないどころか、内容に依っては嬉しいくらいのことなのだが、内容がよろ […]
第三百七十八夜   盆休み、今年はこちらの実家の番ということで、夫と子供とを連れて昨冬から半年振りに帰省した。 母の甘やかしによって夕食の片付けの手伝いを免除された娘と息子が居間でお盆定番のテレビの心霊特集を見 […]
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