第八百十三夜    郊外にある大型ショッピング・モールからの帰り道、 「あれ、公衆電話だ。まだあるものなんだな」 と運転席の夫が、顎を前に出した。その方向を見ればなるほど、横断歩道の階段の下に花を咲かせた夾竹桃 […]
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