第四百七十二夜   高校から帰宅して玄関の引き戸を開けると、どこかからチリチリと、とぎれとぎれに何かの金属音が聞こえた。 不審に思いつつも靴を脱ぎ、玄関のすぐ脇の階段で自室のある二階へ上ると、それは弟の部屋の戸 […]
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