第四百三十五夜   草木も眠る丑三つ刻、書類仕事を一通り片付け、週刊誌を捲りながら鳴らない電話の番をしていた。 小規模のタクシィ会社の事務所で、客からの電話と運転手からの電話とを、深夜帯は一人で担当する。終電か […]
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