第三百五十夜   母が出掛けた後、三つ離れた妹と二人きり、学校ごっこを始めた。 お互いに真面目な顔をして名字を呼び合い、ハイと答え、二、三秒にらめっこをした後堪えきれずに吹き出す。出欠確認の点呼のつもりだ。 背 […]
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