第三十四夜 革の小物入れのボタンが取れていた。親父の遺品の年代物で、革紐をボタンにぐるりと巻いて閉じるのだが、茶色く変色した凧糸だけを残してそのボタンが無い。出先で紛失したのだろう、家中どこを探しても見つからない。しっと […]
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