第三百五十夜   バイト暮らしに便利だと選んだ繁華街の裏手の古いアパートの、猫の額ほどの小さな庭に、今更斧を振り回す隙間も倒れる場所も無いほど立派なクヌギが生えている。 その根の大きく盛り上がった下に、誰が掘っ […]
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