第二百四十夜   麗らかな春の午後、いつも通り閑古鳥の鳴く店内でココアを溶いた牛乳を鍋に入れ火に掛けると、硝子の棒の触れ合う涼やかな音が店内に響いた。店へ入ってきたのは華奢な女性で、年の頃は二十歳くらいだろうか […]
第九十三夜   めっきり冬めいて水気の多い地面がすっかり冷えきっているためか、店の空気はなかなか暖まらない。 ココアでも飲もうと、カウンター裏の小さな台所で牛乳を鍋に入れて火にかける。 ココア・パウダーの包装の […]
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