第四百夜   病室で亡くなった患者さんの清拭が終わり、ベッドからストレッチャへ載せて病室を出る。遺体の搬送業者が来るまで、一時的に霊安室へ移っていただかなければならない。 ご高齢の奥様は付きっきりの看病続きであ […]
第二百三十六夜   郵便受けに掛けられた番号式南京錠と、その中の鍵を回収し、腰のキィ・ホルダに付けながら奥のエレベータへ向かう。間の悪いことにエレベータは最上階で待機中で、上向きの矢印ボタンを押し、意味もなく上 […]
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