第八百四十三夜    まだ水気の抜けきらないまま薄手の上着を羽織り、玄関を出て自転車に跨って夜道を走る。風呂上がりに飲む缶珈琲を切らしていたのに気付いたのはバスタオルで身体を拭いているときだった。  まだ一月と […]
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