第八百六十四夜    終業間際、部下の顔色が悪いのを心配して晩飯に誘うとどうしても外せぬ用事があってそのまま帰ると断られた。  それでも何か役に立てばと早足で歩く彼の傍らを最寄りの駅まで歩くことにする。特に事情 […]
第八百六十三夜    始業式の後のホームルームが終わり荷物を片付けていると、一人の女子生徒の様子が気になった。学年が変わってクラス替えの後も同じクラスになった友人のうちの一人だ。  一年のときは席が近かった気安 […]
第八百六十二夜    高校受験を終えた娘が中学を卒業して三週間ほど経ち、重大なことに気がついた。娘が明らかに太っている。  中学三年生の夏にテニス部を引退して以来、筋肉の多少落ちた様子こそ見られたものの顔や腕、 […]
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