第八百十二夜    キャンプ趣味の友人達と三人で連れ立って山へ行こうと、車二台に分かれて金曜の深夜に高速道路を走った。運転免許は皆が持っているが、一人がバンを所有していて皆の荷物を詰め込めるので、人間が一人余る […]
第五百七十五夜   友人に誘われて助手席に乗り、山中の夜道を走っていた。特に何の目的があるわけでもなくガソリンを消費する、いわゆるドライブという行為である。特にそれを趣味にしているわけではないが、助手席で寝てい […]
第五百七十四夜   バイクの事故で脚を折って入院して約一週間、そろそろ退院してリハビリという頃合いの土曜の朝に、友人が夫人とともに見舞いの果物を持って見舞いに来てくれた。 入院中既に幾度も連絡を取り合っていたの […]
第四百七十四夜   一学期末の定期試験を終えた午後の帰宅中、空に黒い雲の広がるのを不安に思っていると案の定、周囲が光ったかと思うと数秒の間を置いて雷鳴と雨粒とが降り掛かってきた。 鞄には折りたたみ傘が入っている […]
第三百七十五夜   幸いにもテレ・ワークで大半の仕事が片付く職種なのだが、週に一度の出社でしか外へ出歩かなくなって早くも三ヶ月が経った。 運動不足は自覚していたが、先日遂に、 「顔に肉がついたのでは?」 と後輩 […]
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