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毎週日曜・木曜正午に新たな怪談をお届けしています。
第八百六十六夜 一週間ぶりの休日は朝から晴れて気温が上がって、洗濯物を狭いベランダに干すだけの間にすら汗を掻く。使い古した下着を処分して、うっかり着替えがなくなってしまったため、早く乾くことを祈りながら掃 […]
第八百六十五夜 時期に夕方の五時になる退勤時間。何時の間にかこの時間になってもまだまだ明るくなったものだと、緑色の増えた河原を見下ろしながら家路を急ぐ。 川に掛かる橋の手前、そこでちょうど橋とは反対に折 […]
第八百六十四夜 終業間際、部下の顔色が悪いのを心配して晩飯に誘うとどうしても外せぬ用事があってそのまま帰ると断られた。 それでも何か役に立てばと早足で歩く彼の傍らを最寄りの駅まで歩くことにする。特に事情 […]