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毎週日曜・木曜正午に新たな怪談をお届けしています。
第八百五十二夜 春休みの宿題も早々に終えて暇をしている娘が本を読む傍らで仕事をしていると、突然部屋が暗くなり、パタパタと雨が窓を叩き始めた。同僚に離席を通知して洗濯物を取り込もうと席を立つと、娘も立ち上が […]
第八百五十一夜 少し遅い昼休みを取って職場近くにある量販店の大型店舗へ入ると、二階へ続くエスカレータの前に車止めが置かれ、店舗改装のために一階の食料品売場のみの営業だとの張り紙がされていた。昼食のついでに […]
第八百五十夜 居間の炬燵に教科書を広げて期末試験の勉強をしていると、玄関が開く音がした。気配から察するに、どうやら小一時間前に出掛けた父親が帰ってきたらしい。ゴルフの打ちっ放しへ行けば夕方まで帰らないのが […]