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毎週日曜・木曜正午に新たな怪談をお届けしています。

第八百五十七夜    年度末の仕事量に押されてここ数日、帰宅が深夜になっていた。近所の量販店の閉店時間が午後十時で、冷蔵庫の中身が枯渇しているため、仕方なく最寄りのコンビニエンス・ストアへ軽い晩酌の肴と明日の朝 […]
第八百五十六夜    同僚と昼食のうどんを突きながら世間話をしていたところ、一人暮らしの家事のコストの話題になった。掃除やら自炊やらに続いて洗濯の話になると、 「洗濯と言えば、ちょっと前から変なことが起こるんで […]
第八百五十五夜    算数の授業が始まって十五分ほどが過ぎた頃、教室の後ろのドアが音を立てて開かれた。クラス中が驚いて振り返り、黒板で問題を解いていた宿題忘れのやんちゃ坊主がチョークを取り落としそうになってお手 […]