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毎週日曜・木曜正午に新たな怪談をお届けしています。

第八百十四夜    自宅の最寄駅のロータリから、暫く振りにバスに乗った。検索で見つけた雑貨屋へ行きたいのだが、その店が直線距離で六キロメートルほどで、自転車を持っていない私には少々遠い。可といって電車で行こうと […]
第八百十三夜    郊外にある大型ショッピング・モールからの帰り道、 「あれ、公衆電話だ。まだあるものなんだな」 と運転席の夫が、顎を前に出した。その方向を見ればなるほど、横断歩道の階段の下に花を咲かせた夾竹桃 […]
第八百十二夜    キャンプ趣味の友人達と三人で連れ立って山へ行こうと、車二台に分かれて金曜の深夜に高速道路を走った。運転免許は皆が持っているが、一人がバンを所有していて皆の荷物を詰め込めるので、人間が一人余る […]